私は絵を描くことが好きで、本格派の先生に習ってお皿の絵付けをしています。ルネサンス美術（フィリッポ・リッピ、ドメニコ・ギルランダイオなど）の大ファンということもあり、元々イタリアには興味がありました。何度か訪れたこともありましたが、いつか一人で美術館巡りをしようと決めていたので、それにはイタリア語を勉強する必要があるな、と前々から考えていました。
当時、うちには犬がいたのですが、その子がもうあまり長くないとわかっていたので、ペットロスに備え何か打ち込めるものが必要と考え、イタリア語レッスンを受講することにしました。レッスンはイタリア人の先生とマンツーマンで、と決めて学校を探し、自宅から通いやすい場所に「ワールド外語学院」を見つけてビビッときました。大手の語学学校とは違う何かマニアックな印象を受け、ここでなら本場の先生から学べそうだな、と2012年に入学を決めました。
他の習い事もあるのでレッスンが毎週だとプレッシャーになり、復習が追いつかず余裕がなくなるのも嫌だったので、無理なく続けられるよう受講ペースは2週間に1回とし、1レッスンの時間を長くしました。旅行も予め電車の時刻を確認した上で予定を立て行動するタイプなのですが、イタリア語レッスンも当初計画した通りのペースで、現在も無理なく受講できています。
（右）ナポリのカポティモンテ美術館。
レッスンでは、細かいことでも疑問に思ったことは必ず質問するのですが、担任のアントニオ先生はいつも嫌な顔ひとつせず、私が理解できるようじっくりと向き合って説明してくれます。とても真面目で熱心、先生というお仕事にぴったりの方だと思います。
イタリア語は一人で旅行ができるまでに上達しましたが、まだまだ勉強が足りないな、と、時には落ち込むこともあります。これから特に難しい文法に入っていくのですが、あまり完璧を目指さずに、次のイタリア旅行に向けてマイペースで続けて行きたいと思っています。
